今回の「きんさちの子育て成功ブログ」は
【超入門編③】文部科学省が考えるプログラミング教育のねらいとは?
- 文部科学省が考えるプログラミング教育のねらいとは?
- 文部科学省が考える教育のねらいから見えてくること
- 10年後の未来予想は?
以上の内容になります!
文部科学省が考えるプログラミング教育のねらいとは?
文部科学省が考える
プログラミング教育のねらいとは?
【超入門編③】
小学校のプログラミング教育
本当に小学生からプログラミング教育って必要なの?
2020年から始まった小学校のプログラミング教育ですが、「流行りだし、他の国もやってるみたいだから日本でもやっとく?」という理由で始まった・・・わけではありません。
子どもたちが将来、未来を生き抜くための
論理的思考力
問題解決力
創造性
を育むための重要な施策です。そしてやがてやってくる未来の世界で、日本の生き残りをかけるためのものとも言えます。
それでも、「本当にプログラミング教育って必要なの?」と不信感を抱いている方もいらっしゃると思うので、詳しく調べてみました!
文部科学省は、プログラミング教育を通して、子供たちが以下の3つの力を育むことを目指しています。
- プログラミング的思考:論理的に考え、問題を解決する力
- 情報活用能力:情報を収集し、分析する力
- 創造性:新しいアイデアを生み出す力
これらのねらいは、単にIT技術を習得させるだけでなく、将来社会で活躍できる人材を育成するためのものと言えるでしょう。
詳しく説明していきます!
まず身に着けたい「情報リテラシー」
あなたはプログラミング教育で習得できることはどんなことがあるのか、
ご存じですか?
私は「情報モラル」・「情報リテラシー」が、生きていくために大切ではないかと考えます。
現代社会は情報化社会であり、情報技術はあらゆる分野で活用されています。
そしてその情報技術を理解していないと、安心して生活が送れなくなるかもしれません。
「情報モラル」・「情報リテラシー」とは、将来の社会で必要な情報技術の知識やスキルだけでなく、情報社会でうまくやっていくための大切な力を身につける手段だからです。
- 情報を探す: インターネットや本などから、必要な情報を素早く見つけられる力
- 情報を選ぶ: 見つけた情報の中から、正しい情報を選び出す力
- 情報の実行: 選んだ情報を、自分の目的に合わせて使い分けられる力
- まとめる力: 自分の言葉で情報を分かりやすくまとめられる力
- 情報の伝達: まとめた情報を、相手に分かりやすく伝えられる力
インターネットが無い時代から大切だった「情報リテラシー」。今までは新聞やテレビや本など、または人からの情報で情報収集を行っていました。
昔は「情報」を知っている人が少なかったですよね?一部の人が、本や人脈などから知りえた情報を使っていたので、「情報」とは、知りえた一部の人が得をするものだと思われてきました。
現在は誰もが簡単に情報を得ることができます。情報を得ると得をします。
と言うことは、情報を得ないと損をすることになるんです。
情報リテラシーを身に着けて以下のような状態を回避しましょう!
- 詐欺や悪質な情報に騙されてしまう。
- 間違った情報に基づいて判断を誤ってしまう。
- 情報を適切に取得できず、必要な情報を見つけられないどころか、間違った情報に振り回されてしまう。
色々な分野で『情報』は知らないと損をしたり、騙されたりするものです。
プログラミングに関することだけではなく、世の中では情報によって、詐欺の被害に合ったり損をしたり、事件に巻き込まれたりします。
情報リテラシーは情報を見抜き、正しく活用する力のこと。
未来に進むにつれて、あなたの周りでもテクノロジー、IT、情報の分野でも知らないことで、損をしたり騙されたりする人が出てくると思います。
小学生のプログラミング教育はこの「情報」格差が広がらないようにとも、考えて行われています。
大切な人や自分を守れるようなるため、小学生のうちからしっかりと情報リテラシーを身に着けていきましょう!
GIGAスクール構想をご存じですか?
あなたはGIGAスクール構想をご存じでしょうか?
聞いたことあるようなないような・・・と言ったところでしょうか?
この言葉自体はあまり、一般に人には知られていない気がしますが、内容を聞くと、
「あ~、何か学校のプリントで書いてあった気がする!」
と思い浮かぶのではないでしょうか?
GIGAスクール構想とは、子どもたちの未来のために、一人一台の学習用パソコンと高速大容量の通信ネットワーク環境を整備する文部科学省の取り組みです。
お子さんが学校で使用している、もしくは地域によっては、自宅にも持ち帰ることができるICT機器(ノートパソコンやタブレットなど)を児童全員に貸し出しているところもあるようですが、この構想の目的は、何度も申しますが論理的思考力、問題解決力、創造性といった、これからの時代を生き抜くために必要な力を育むことにあります。
- 一人一台の学習用パソコン配布: 児童、生徒一人ひとりに、学習用パソコンを配布します。
- 高速大容量の通信ネットワーク環境の整備: 学校に高速大容量の通信ネットワーク環境を整備します。
- ICTを活用した授業の展開: 教員がICT(パソコンやタブレット、使用するアプリケーションや環境など全般を指します)を活用した授業を展開します。
- プログラミング教育の必修化: プログラミング教育を小学生から必修化します。
- 教員の指導力向上: 教員がICTを活用した授業を展開できるよう、指導力向上のための研修を行います。
GIGAスクール構想は、まだまだ始まったばかりの取り組みです。
課題も多くありますが、関係者一丸となって取り組むことで、子どもたちの未来をより良いものにしていくことができるでしょう。
もちろんこの一丸のなかに家族の協力も入っています!がっちりサポートしていきたいですね!
プログラミングは、論理的に考え、問題を解決するための手順を構築する訓練になります。
また、自分のアイデアを形にすることで、創造性を育むこともできます。
これらの能力は、将来どのような分野に進むにしても必要不可欠なスキルになります。
GIGAスクール構想の課題
このGIGAスクール構想が始まったのが2019年。小学校のプログラミング教育が始まったのが2020年。
まだまだ課題がいっぱい残っています。
第一に挙げられるのは、教員のICTスキル不足ではないでしょうか?
さらに、コロナ禍で予定より早めに計画が進み、順序たてて計画を実行できずに教育現場ではまだ右往左往している姿が見えているのも現実です。今までパソコンをあまり使用してこなかった先生方にとっては本当に大変な時代になっていることでしょうし、パソコン操作に加えネットワークやアプリケーション、活用方法にと今までかなりアナログだった教育の場がガラリと変わって喜んでいるのは児童だけかもしれません。
今まで調べ物は本や辞書だったのに、今はさくっと「検索」すると出てきます。将来的には教科書も電子になる予定があると、どこかの大学教授がyoutubeで言ってました。(ゴメンナサイお名前忘れました💦)
アナログとデジタルの戦いの声があちらこちらで聞こえてきます。
子どもの頃から電子ばかりはダメだとか。
教科書は紙がいいとか。
・・・。
しかし時代は便利な方に流れていって、なかなか逆戻りはしないので、遅かれ早かれ、そうなるんだろうなぁ・・・と私は思っています。
発電するのに炭素が出るからこれから電気はもう使わないようにしましょう。とはならないですもんね。
一昔前、紙の辞書と電子辞書で戦っていました。紙派の保護者、電子派の保護者で息子の学校でも説明会がありましたが、我が子が通っていた中学校では、
「毎日持ち運びするには、教科書もあり、大変です。鞄の重さに振り回されながら歩いているご子息もいらっしゃるので、電子辞書にしてあげてください。」
と通達がありました笑
その2年後には全校生徒にiPad配布だったので電子辞書もすぐに使わなくなったんですけどね( ̄▽ ̄;)
因みに息子は電子辞書の時も色々と機能を探し出しては「ママ見てごらん!」と興味津々でした(⁎˃ᴗ˂)ウミネコの鳴き声めっちゃ聞かされた~www
プログラミング教育のねらいから見えてくること3つ
プログラミング教育のねらいから
見えてくること3つ
【超入門編③】
小学校のプログラミング教育
冒頭で申しましたが、「日本」が生き残るために必要な壮大なプロジェクトになっているんだと思います。
各先進国では、テクノロジーを駆使して様々な発展を遂げています。
現在日本は、後進国よりもテクノロジーの活用が遅れているのでは?と心配されています。
国中でテクノロジーを活用し、他の先進国に後れを取らないように、後進国に追い抜かれないように必死になっているように思います。
2019年度に児童・生徒一人1台のICT端末を準備して、日常で使えるようにしましょうという、文部科学省が示すプログラミング教育のねらいから、以下の3つの点が重要であることが分かります。
①未来社会で必要となる能力の育成
未来で必要となる能力の育成をようやく国を挙げて始めていますが、これからのやる気と、”今までは正しかった時代にそぐわない考え方”も変えていかなければならないと思います。
「端末に使用時間を設けなければいけない。」
これまでタブレットやパソコンで学習をする習慣がなかったため、「タブレットやPC = 玩具」と考える大人も多く、また身体的な問題でも1日2時間程度にとどめるべきだ。という方針のかたもいらっしゃるようです。
将来的には使用時間は設けないようにして、必要な時に必要な時だけ利用するようになると思います。
もちろんゲームをする時間、動画を見る時間、SNSを活用する時間は決めてもいいと思いますが、学習などに使用する時間を考えると、端末をすぐに活用ができる環境でないと、日常遣いで使用するというのは構想から外れてしまいます。
②主体的な学習の推進
プログラミング教育で、ICT機器を普段使いできるようになると、その他の生活も大きく変わってきます。
現在、各学校ではGIGAスクール構想の1つであるICT機器が一人一台準備されています。
配備に差はあるようですが、子どもたちが情報を得やすい環境にいることになります。
あなたも経験があると思いますが、「あれって何だろう?家に帰ってから調べてみよう」と思って忘れてしまう・・・。
私はしょっちゅうだったのですが、現在すぐにスマホで検索してスッキリしています。
世の中とっても便利で、すぐに情報を得ることが出来るはずなのに、未だに「家に帰って調べようと思ったら忘れてた~!」という話もかなり聞きます。
この差は何だろう?と考えた時に、私は、仕事でもパソコンを使っているので、仕事でわからない事はすぐに検索して情報を得て、仕事を進めます。
新しい情報を探す、必要な情報を見つける、情報の裏付けを取る
毎日当たり前のように検索をしているので情報に振り回されることなく生活しています。
時々「知りたい答えにたどり着けない」という方もいらっしゃるようで、「検索力」は今の時代、必要なものと言えるでしょう。
最近は生成AIで、ある程度情報提示をしてもらって、後は裏付け作業をするだけ。と言うのが主流になってきてるようです。
③多様な学びの機会の提供
とはいえ、個々の能力や興味、関心に合わせた多様な学びの機会も無くしてはいけません。
多様な学びの機会は尊重する方向で進んでいます。
アナログとテクノロジーが融合して、さらにすごいものができるといいですね!
アナログだけではこの先、生活が立ち行かなくなりますが、テクノロジーも活用しつつアナログも残していく。こういった取り組みが学校でもなされているようです。
ICT機器はあくまでも「文房具」なので使いこなして価値が出るもの。
普段使いでICT機器を使いながら、時には紙の辞書を使ってみるもの楽しいですよね。
今の小学生の親世代が学校で、「そろばん」を習ったことがある。といった感じで、子の世代が、「辞書の引き方」を習ったことがある。と言った感じですね。
これからも一部のアナログは良い感じに残っていくのだと思います。
10年後の未来予想は?
10年後の未来予想は?
【超入門編③】
小学校のプログラミング教育
10年後、2034年には、どのような世界になっているんでしょうか?
あなたは想像がつきますか?
ここ数年でビックリするレベルで世の中が変化しています。
ここで興味深い動画を発見したので、紹介します!
京都の小学校でのGIGAスクール構想、プログラミング教育の取り組みついて紹介されています。
(読売テレビニュースより)
プログラミング教育 ICT機器を使っての教育が当たり前の時代
全ての児童や生徒がプログラミングを学び、
情報技術を活用する能力を身につけます。
GIGAスクール構想で生徒1人1台のデジタル端末が授業で使用できるようになり、もう、私が知っている小学校の授業風景ではなくなっていることにビックリし、この端末を使いこなしている子どもたちにも、そして先生たちにもビックリでした!
何度ビックリしたらいいんでしょうか?
小学生でも難なくパソコンを使いこなしている!
先生方も有効活用が出来ているし本当に凄い世の中になりました!
しかし、この授業風景私の近所の学校でも出来ているのでしょうか?
わたしがこの動画で「えっ?」と思ったのは、授業後に先生方が集まって話し合いをされてたのですが、ある先生が
「パソコンが打てない = 文字を書けない」と言うレベルで出来ないと言うことになる。
的な事をおしゃってて、そういうことになるんだ!!と何故か私があせってしまいました💦
タブレット端末を使用しての授業の話をしている中で出てきた意見を上げてみますと
先生方も前向きに端末を使用する方向で考えていらっしゃるし、児童が端末を使用し学習をすることを楽しみにしているのがとても伝わってくる動画なのでぜひ見てみてください!
一気に様変わりした授業風景
AIやIoT(Internet of Things / インターネットに繋がっているもの)などの先進技術を活用した教育が普及し、より個別化された学習が可能になっていきます。
- 昭和時代の子どもたちは本で勉強し、
- 平成時代の子どもたちは動画で勉強し、
- 令和時代の子どもたちはAIで勉強する
昭和時代
「本」
平成時代
「動画」
令和時代
「AI」
と言われているようですが、現在AIの進化が爆速で進んでいます。
AIと勉強する未来がもうすぐそこに来ています。
(すでに英語学習など、ChatGTPでやっているという最先端の人もいるようです。)
今はまだ、全容がわからず、不安や恐怖を抱いている保護者も多いようですが、きちんと学んで、きちんと利用すれば、こんなに便利なものは無いと私は思います。
学校でも、先生が行う業務が変わってくるかもしれないですよね?
子どもたちに勉強を教えるのはAIやテクノロジーで、先生は一人ひとりの子どもたちによりそい、サポートをしたり、倫理観を教えていく。と言うようなことになるかもしれません。(注意:完璧なわたしの個人的な意見です💦)
お子さんに学校でどのように授業が行われているのかを尋ねてみてくださいね!
遊びの道具 ➡ 学びの道具 に変えていく
子どもにとって遊び道具の端末をどようにして学びの端末に変えていくのか?
が動画の中でも問われていたのですが、私の経験からお話しすると、私はよく自宅でパソコン作業をしていました。
うちの息子はパソコンは仕事もすることが出来る。学びにもパソコンは利用できる。と知っていましたし、テレビなどで興味を持ったことはすぐにタブレットやパソコンで親子で調べていました。
もちろんゲームもしてましたし、動画も見てましたよ♪
でも自然と学びにも使用していたので、家庭で端末を使用する目的がゲームなどの遊びだけになることはなかったように思います。
私はデジタル機器の利用は生活も考え方も豊かにしてくれるものと思っています。
人脈や、本を購入したり、教室やセミナーに通わなければ手に入らなかった情報が直ぐに手に入るし、今や生成AIも誕生して、私はパソコンが無ければかなまともに生活できないかもしれません😅
まとめ
まとめ
【超入門編③】
小学校のプログラミング教育
今回は、「【超入門編③】文部科学省が考えるプログラミング教育のねらいとは?」について詳しく説明しました。
①文部科学省が考えるプログラミング教育のねらいは?
プログラミング教育は、未来の社会を生き抜くための重要な力です。
文部科学省は、プログラミング教育を通して、子供たちが論理的思考力、問題解決力、創造性を育み、主体的に学び、多様な価値観を受け入れられるような人材に成長することを目指していることをお伝えしました。
②プログラミング教育のねらいから見えてくること3つ
1. 未来社会で必要となる能力の育成
2. 主体的な学習の推進
3. 多様な学びの機会の提供
と3つお伝えしました。
テクノロジーとアナログが融合して、もっとよりよい環境にしていきたいですね。
③10年後の未来予想は?
本当にビックリですが、パンデミックからこの数年で世界中が一気にデジタル化に舵を切った気がします。
生成AIも一般にひろまりつつあるので10年後には、現状では想像もできない未来が存在するでしょうし、プログラミング教育もさらに進化し、子供たちの可能性を大きく広げるものになること間違いなしです!
20年後、30年後、・・・。子どもたちが未来で困らないように、今私たちが出来ることをやってあげたいですね!そしてどんどん進んでいくテクノロジーを駆使した世の中に、私たち大人も取り残されないように頑張ってついて行きましょう!!
次回は「【第1回】GIGA|新時代の教育!GIGAスクール構想の背景とは?」をお届けします!
次回の『きんさちの子育て成功ブログ』では
【第1回】GIGA|新時代の教育!GIGAスクール構想の背景とは?
についてお伝えします!
- GIGAスクール構想の背景とは?
- GIGAスクール構想の現状はどうなってる?
- GIGAスクール構想の未来構造は?
次回は今回少しお話した「GIGAスクール構想」を詳しく深堀していきます!
2019年から行われたGIGAスクール構想、現在の進捗状況や、そもそもGIGAスクール構想って何のために考えたの?
そんな疑問にお答えします!お楽しみに!
この記事が、お子さんの素晴らしい未来を切り開く手助けとなりますように!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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