【第2回】GIGA|具体的な取り組みとは?

プログラミング学習【小学生】

今回の「きんさちの子育て成功ブログ」は 

GIGA|具体的な取り組みとは?

本日の内容
  • GIGAスクール構想の具体的な取り組みとは?
  • タブレットやノートパソコン、1人一台配布されている?
  • ICT機器、ただ配るだけじゃない!新しい学びの形とは?

以上の内容になります!

子育て 25年 / パソコンに携わる仕事 24年 / Microsoftoffice系のインストラクター経験あり / 現在地元のIT企業に勤めている”きんさち”が、子育て情報をお届けします!あなたの不安を解消出来たら幸せです!

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GIGAスクール構想の具体的な取り組みとは?

具体的な取り組みとは?

【第2回】
GIGAスクール構想

2019年からスタートしたGIGAスクール構想。子どもたちに1人1台タブレット端末を配布することで、学習スタイルは大きく変化しました。

文部科学省が推進するGIGAスクール構想は、子どもたち一人ひとりにタブレット端末を配布し、ICTを活用した教育を実現する、まさに未来への扉を開くような取り組みです。

前回GIGAスクール構想についてお伝えしましたが、今回はさらに深堀した内容をお伝えしていきます!

あなたの興味がさらに深まると嬉しいです!

ICT端末が子どもたちの可能性を無限に広げる!

A美さん
A美さん

うちの子のはタブレットで学習してると言っているけど、
きちんと使いこなせているのかしら?

何度もお伝えしますが、GIGAスクール構想によってひとり一台のICT機器が利用できるようになりました!
学校によってタブレット端末だったり、ノートパソコンだったりしますが、あなたのお子さんはどちらを使用しているでしょうか?

低学年ではタブレット、3年生からはノートパソコンと別れている学校もあるようですが、私は低学年からパソコン派です。突然宣言してすみません💦
我が家の息子は年中さんからパソコンを使いだしたので、まだ低学年だからタブレットというのはいかがなものかと私は思います。

あなたのお子さんがタブレットを使用しているようなら、自宅ではパソコンを使う時間を設けて、タブレットは補助として使用できる環境を作ってあげたいところ。

現在はタブレットやスマートフォンでも色々なことができるのは承知の上で言いますが、
タブレット端末はアプリケーションなどを使う道具。
パソコンはそれを作り出す道具。

賢いあなたなら違いが判るはずです!

タブレットとパソコンのハイブリット型使用で、最先端のICTを利用していると言えるのではないでしょうか?

GIGAスクール構想の端末は自宅でも使用できる?

これも地域で格差が生まれているようですが、自宅へ持って帰り、自宅学習でもタブレットやパソコンを使用できる環境と、学校でしか使用できない環境、または授業中のみ使用を許されている環境など地域や学校によって差があるようです。

これは学校ごとの判断基準があります!

などを総合的に判断した上で、自宅持ち帰りの可否を決定しています

では判断基準として端末を持ち帰ることによるメリットとデメリットを上げてみましょう。

自宅持ち帰りのメリットとデメリット

まずは持ち帰りが出来ない学校で想定されるデメリットを上げてみます。
知識不足の改善やルールの遵守で一部のデメリットはクリアできそうですね!

■デメリット■


  • 情報モラルや安全面の懸念: 自宅での端末利用は、情報モラルやネット依存症、サイバーイジメなどのリスクを伴います。

   端末利用のルールを決めて行うことや、ネットリテラシーの向上担任へ通報できるシステムなど。

  • 家庭環境の格差: 家庭環境によっては、自宅で安定したインターネット環境や学習スペースを確保できない場合があります。

   インターネットの環境はなくても、パソコンを使用する学習はできます。
   また地域コミュニティーでwi-fi環境があるところも増えてきました。
  (図書館など)確認してみましょう。

  • 端末の破損や紛失リスク: 自宅に持ち帰ることによる、端末の破損や紛失リスクが懸念されます。
     モバイル保険や万が一の時の貯金など。様々な方法で解決できます。
    今は殆どの学校で、学校が保険に入っているので、修理代がかからない事が多いようなので、確認してみてください。

  • 教員の負担増加: 自宅学習の指導や、情報モラル教育、安全管理に関する教員の負担が増加する可能性があります。
     こればっかりは先生方に申し訳ないんですが、頑張ってもらいたい!
    頑張れるように、国を挙げて先生たちをサポートして欲しいです!!

色々と今は解決できない地域もあるようですが、格差が開かないように早期対応が必要です!

続きましてメリットの紹介です!

■メリット■


  • 学習時間の拡大: 自宅でも端末を利用することで、学校での学習時間だけでなく、放課後や週末などの時間にも学習を継続することができます。
     GIGAスクール構想はICTを日常生活で使用できるようにすることです。
    学校でしか使えないのはコンセプトに合っていません。
  • 個別学習の進展: 自宅で自分のペースで学習を進めることで、より個別最適化された学習が可能になります。
     未来の学習方法ではICTを使った授業が主流になり、子どもたちは自分のペースで学習をすることが出来ます。
  • 情報収集の容易化: インターネットを通じて、調べ物や学習に必要な情報に容易にアクセスすることができます。
     平等に情報を得ることが出来る時代になりました。
    「あれは何?」をすぐに調べることが出来る環境です。
  • プログラミング教育や情報モラル教育の推進: 自宅でもプログラミングや情報モラルに関する学習を継続することができます。
     興味を持ったことをひとりでも調べることが出来、学習をどんどん掘り下げて子どもたちの「知りたい!」を追求できる環境に。
  • 保護者への情報提供: 学校からのお知らせや学習状況などを、保護者が端末を通じて確認することができます。
     「そんなプリントあったけ?」「今学校で何を学んでいるの?」一昔前は学校のホームページから確認していた内容も、学校から通知が来るようになったり、より細かな個人情報なども得ることが出来るようになりました。

これからもどんどん進んでいくであろうテクノロジーの未来。私たち大人が学習していた環境とは大幅に変化してきています。
私のというより、私の息子の時代(20年ほど前)よりもさらに進んでいる状況です。

2024年現在、どのような授業風景なのか、あなたのお子さんが通う学校はどのくらいの環境なのか?
次はGIGAスクール構想の具体的な取り組みをお伝えしましょう!

タブレットやノートパソコン、ひとり1台配布されてる?

タブレットやノートパソコン、
ひとり1台配布されてる?

【第2回】
GIGAスクール構想

 一人一台
 配布されてる?

GIGAスクール構想では、単にタブレット端末を配布するだけでなく、様々な取り組みが行われていますが、あなたのお子さんの学校ではどのような取り組みが行われていますか?

  • 校内LANの整備: 高速で安定した通信環境を構築
  • 学習用ソフトの導入: 多様な学習スタイルに対応
  • 教員研修の実施: ICT機器を活用した授業方法の習得
  • 家庭への貸し出し: 学習機会の格差を解消

それでは、2024年の進捗状況を見ていきましょう!

ICT端末(タブレットやノートパソコン)、1人1台配布〇〇%完了!

実は全国の学校でICT端末の一人一台配布は「99%」完了しています!
公立の小学校では全ての学校が配布完了、私立の学校が一部未完了と聞いていますので、次の調査では100%になっているのではないでしょうか。

文部科学省:「義務教育段階における1人1台端末の整備状況(令和4年度末時点)」

国からの補助金だけでは賄えない金額。市区町村からの補助がなければ環境を整えるのは大変。しかも「早急に実施してください!」と政府からのお触れが出たのはコロナ禍の真っただ中。

教育に携わる先生方は、構想自体は数年前に提示されていたとはいえ、パンデミック+GIGAスクール構想でパニックだったのではないでしょうか💦
しかもパンデミック時に「早急に対応」が求められ、先生方も業者もメーカーも大変だっただろうな…と。

そんな中、GIGAスクール構想はちゃくちゃくと進んで、2023年には、99%の配布を完了させています。
2019年には「5.4人に1台の教育用コンピューター」だったのが、たった4年間で日本中の学校で「1人に1台のタブレットやノートパソコン」のICT端末やネットワーク環境を準備した。ということですから、すごい事だと思います。拍手ですね👏

そして、ようやくプログラミング教育のスタートが切れるところまで環境が整いました!

そうなんです。やっとスタートなんです。フライングで先に行っているモデル校もありますが、一般の学校はこれからしっかり、そして着々とテクノロジーの世界に進んでもらいたいと私は思っています。

以下、GIGAスクール構想のおさらいです!

  • 個別最適化された学習:個別最適化学習とは、生徒1人1人の特性や理解度に応じて、最適化させた学習を提供する教育スタイルを指します。
    文部科学省が推進する「1人も取り残さない学習」を掲げ、特別支援学級で過ごす生徒も含めた学習レベル向上を目指す取り組みです。
  • 体験型学習: タブレット端末を使って、動画や画像、音声など様々な教材を活用することで、五感を使って学ぶことができます。
    体育の授業で、走り方やバトンの渡し方を動画で取ってパソコンで分析と言う学習も行われているようです。
  • プログラミング: プログラミング学習を通して、論理的思考力や問題解決能力を育むことができます。
    小学校では、視覚的に簡単に習得することが出来るScratch(スクラッチ)やViscuit(ビスケット)等のビジュアルプログラミング言語を使うのが主流です。
  • オンライン学習: インターネットを通じて、世界中の情報や人と繋がることで、グローバルな視野を広げることができます。
    授業で使用することが多いScratchは世界中の子どもたちが使用しているオープンソース(無料で誰でも使用できる)のプログラミング言語です。

GIGAスクール構想では、タブレット端末を単なる学習ツールとしてだけではなく、子どもたちの可能性を広げるツールのひとつとしても活用しています。

多くの学校で、タブレット端末を使った授業が日常化しつつあります。
今までITとはかかわりが無いと思われていた授業、体育や美術などでも使用されています。

2024年GIGAスクール構想の現状は?

授業でもほとんどの学校で、1日1回は端末を使用した学習が行われているという報告もあります。

しかし、現在大きな課題が上がってきています。

ICTを使用した授業を行う側の教員の知識不足
ICT端末の自宅への持ち帰りの是非

そりゃそうです。全ての先生が突然「ICTを存分に活用して、子どもたちのためになる楽しい授業をしてね💛」と急に言われたわけですから。
教員のITCスキル向上のための研修を実施しているそうですが、そうとう教育の現場は大変だと思います。

もしあなたが働いているのなら、紙で渡していた資料を突然「来月からオンライン会議になるからパワポ(PowerPoint)でまとめてPDFにしたのをあらかじめメールで送っててね。
あっ、資料に基づいてディスカッションもしたいから、スケジュールを入れて関係者にZOOMのアドレス送っててね💛」と言われるようなものですもん!

でもでも先生方には子どもたちのために前向きに学習していただきたい…

そして、「端末持ち帰り問題」
お住まいの環境によってはネットワークが発展していない地域もある?
地域によっては問題になってしまうのかもしれません。
突然言われた先生たちもですが、

それはあなたもだったのではないですか?

一般の人には突然降ってわいたGIGAスクール構想。そしてプログラミング教育に一人一台端末の配布。
何も考える暇も無く、突然「GIGAスクール構想、始めました!」みたいなプリントを渡され、戸惑ったり不安に思っているのでは?

このブログをご覧になっている方はITリテラシーを人並み以上にお持ちの方だと思います。
しかし、全く知識を持っていない人にとっては、「GIGAスクール構想」というよくわからないものを押し付けられてる!と恐怖を感じているのかもしれません。

あなたのまわりに、そういった方はいらっしゃいませんか?
あなたが「これからの社会を生き抜くために大切なモノ」だと言うことを優しく教えてあげてくださいね!

突然ですが以下に、2019年に文部科学大臣のメッセージを一部引用します。
あなたが「GIGAスクール構想」をレクチャーするために役に立つかもしれません!

子供たち一人ひとりに個別最適化され、創造性を育む教育 ICT 環境の実現に向けて
~令和時代のスタンダードとしての1人1台端末環境~
≪文部科学大臣メッセージ≫

Society 5.0 時代に生きる子供たちにとって、PC 端末は鉛筆やノートと並ぶマストアイテムです。今や、仕事でも家庭でも、社会のあらゆる場所で ICT の活用が日常のものとなっています。
社会を生き抜く力を育み、子供たちの可能性を広げる場所である学校が、時代に取り残され、世界からも遅れたままではいられません。
1人1台端末環境は、もはや令和の時代における学校の「スタンダード」であり、特別なことではありません。
これまでの我が国の 150 年に及ぶ教育実践の蓄積の上に、最先端の ICT 教育を取り入れ、これまでの実践と ICT とのベストミックスを図っていくことにより、これからの学校教育は劇的に変わります。
この新たな教育の技術革新は、多様な子供たちを誰一人取り残すことのない公正に個別最適化された学びや創造性を育む学びにも寄与するものであり、特別な支援が必要な子供たちの可能性も大きく広げるものです。

全文は以下リンクから!👇

引用元:文部科学省ホームページより

4年も前にこんな構想がすでに出来てたんだなぁ…と思うとビックリです。
私は凡人なので、コロナの情報ばっかり追っていた気がします💦

それでは次は、GIGAスクール構想の進捗をさらに深堀していきます!

ICT機器、ただ配るだけじゃない!新しい学びの形

ただ配るだけじゃない!
新しい学びの形

【第2回】
GIGAスクール構想

GIGAスクール構想の真骨頂は、タブレットやパソコンを活用した新しい学びの形にあります。

そうです!配るだけで終わりじゃないんです!何ならようやくスタートを切る準備が整ったわけですから!
実はモデル校として一部の学校はどんどん先を行っています。
ようやくひとり1台が配布された地方の学校とは違い、悲しい事にすでに格差が生まれていると言っても過言ではありません!

しかし殆どの地域でひとり1台が配布された今、子どもたちが一緒にスタートが切れる環境が整いました!
乗り遅れないように!取りこぼされないように!一緒にスタートを切っていきましょう!

ひとり1台で授業風景が一新!?授業方法も変わる!?

ようやく全ての子どもた達にひとり1台の端末が配られるようですが、先を行っている学校では、すでに新しい教育が始まっています。

  • 一人ひとりに合わせた個別最適化された学習
  • 体験型学習で五感を使って学ぶ
  • プログラミングで論理的思考力を養う
  • オンラインで世界と繋がる

このことが、GIGAスクール構想でも唱えられているので、実行、実践あるのみですね!
お子さんの学校でも少なからず始まっているはずです!

通常タブレット端末は遊びの延長だと思われがちですが、正しく使用すると優れたツールになります。
パソコンに携わっていない仕事をしていて、趣味でもパソコンを扱うことはない。というご家庭でも、今後何をするにも必要になってくるのが、ICT端末です。

それを見越したうえで、GIGAスクール構想やプログラミング教育を利用して力をつけていきましょう!

一人ひとりに合わせた個別最適化された学習

「一人ひとりに合わせた…」と聞くと、「んっ?個別学習?」と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、一人ひとりが端末を使用しているので、「疑問」に思ったことをすぐに検索したり、制限時間があっても自分が思った通りに「学習を進めていく」とう方法が小学校の授業でも行われています。

先生が出したお題を子どもたちが「検索」して「まとめ」「発表する」と言ったスタイルが一番多いように思いますが、色々な授業風景の動画を見て私が感じた事は、「子どもたちは端末がどうやったらもっと自分の役にたつのか?」「もっといい方法はないか?」など感覚で使用している。と言うこと。

「端末をどう使えば答えを導き出せそうか?」

「どうやったらもっと効率が良くなるのか?」

「この方法をみんなに教えたらみんなでもっと大きな課題が溶けそう!」

と、先生たちよりも子どもの方が使い方を見出しているようです。

そして課題などを「共有」してどんどん新しいアイディアが生まれている環境。
昭和時代の学校では、他の人の意見を読んで作成したら
「真似している!」「アイディアを盗まれた!」など、
どちらかと言うとネガティブな方向に気持ちが動いていました。

令和の学習は「他の人のを参考にして、さらに良い回答を導きだす」そして、真似された人も「更に参考にしてさらに良い回答を導き出す」と言う考えに代わっているように思います。

頭の中にある考えを言語化するだけでも大変だった昭和時代の学習に比べて、令和時代の学習は、ヒントをずっと与えられ、そして与える環境になっています。
しかも、答えが多様性を認める現代にマッチしていて、様々な環境や考えに合うアイディアが出ている、素晴らしい状況です。

時代にマッチした教育方法だと私は思いました!あなたはどう考えますか?

YoutubeチャンネルでGIGAスクール構想!

やっぱりどのような学習方法をやっているのだろうか・・・?と気になりますよね。
私が見つけた「ICT端末をや環境を利用して行った、授業風景」をこっそり載せておきますね!

【特集】先生も奔走『GIGAスクール構想』上々? 教育現場に「通信」と「情報」(2020年11月6日)

【最先端の授業】小学生がパソコンを駆使 GIGAスクール構想 授業に対して積極性も (2023年3月8日)

【現場から、SDGs 2030年の世界へ】「ICT教育」現場の期待と不安

まとめ

まとめ

【第2回】
GIGAスクール構想

今回は、【第2回】GIGAスクール構想|具体的な取り組みとは?について詳しく説明しました。

今回の記事では「GIGAスクール構想の具体的な取り組みをお伝えしました。
漠然と想像していたGIGAスクール構想をより具体的にご理解いただけたのではないでしょうか?

全国の小学校でタブレットやノートパソコンの一人1台配布が完了しました!
4年の歳月を経て、ようやくGIGAスクール構想のプログラミング教育の第一歩を全国の小学校で始めることが出来るようになりました!

そしてGIGAスクール構想のICT端末は、ただ配るだけじゃないよ!新しい学びの形が生まれているよ!という現在の状況をご紹介しました!

あなたのITリテラシーを少し高めることが出来たでしょうか?

最後に「PC 端末は鉛筆やノートと並ぶマストアイテム」という事を念頭に置いて、私たち大人も、GIGAスクール構想の理解を深め、子どもたちの学習をサポートしていきましょう。

第3回は「GIGAスクール構想|未来の教育とは?メリット・デメリットは?」をお届けします!

次回の『きんさちの子育て成功ブログ』では

「GIGAスクール構想|未来の教育とは?メリット・デメリットは?」

をお届けします!

次回は以下の内容でお届けします!
  • 小学校で身につく〇〇リテラシーとは?
  • タブレット(パソコン)を使うデメリットとは?
  • タブレット(パソコン)を使うメリットとは?

この記事が、お子さんの素晴らしい未来を切り開く手助けとなりますように!
最後までお読みいただきありがとうございました。

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